ブログトップ

Flight Hobby Blog

flighthobb.exblog.jp

フライトホビー情報の発信等

コンポジットの修理

e0259877_2045839.jpg
コンポジット機が着陸オーバーランで脚部が損傷した状態です。

e0259877_20452286.jpg
内部の脚取付部も完全に剥がれた状態です。
これを修理した方法を紹介させて頂きます。

e0259877_2056441.jpg
ひび割れ程度の部分は外側と内側から瞬間接着剤でくっつけますが大きく損傷した部分はバルサ胴と違って部品のかけらも細かく粉砕されていて使い物になりません。
表面からテープを貼って穴の開いた部分を塞ぎます。

e0259877_210445.jpg
e0259877_2102078.jpg
今回使った物はポリエステル樹脂にガラス繊維のチップを混ぜてパテ状にした物で穴を塞ぎました。
ガラス繊維のチップは専用の物が無ければガラスクロスやマットをハサミで細かく切った物で代用出来ます。


e0259877_2144418.jpg
樹脂が硬化したらテープを剥がします。
コンポジットの欠損部分が修復出来ました。

e0259877_2161877.jpg
次は脚の取付部ですが単に接着するだけでは強度的に不安なので瞬間接着剤で固定した後にカーボンクロス(ガラスクロスでも良いと思う)で補強し、更にコーナー部分をロービングで補強しました。

e0259877_21103797.jpg
表面塗装の修理はバルサ胴と同じです。
ポリパテを盛りつけて

e0259877_2113368.jpg
表面が平滑になる様に研磨し

e0259877_21141998.jpg
下地にサフェーサーを塗って乾燥後磨きます。

e0259877_211571.jpg
下地が完成したらマスキングをして塗装します。

e0259877_2116228.jpg
塗装でやっかいなのが色合わせ、必要な原色があれば絵の具の色合わせの感覚で調色できます。
この色、オレンジと思い、赤に黄色を混ぜてスタートすると全然近づかない!黒を入れなければならず茶色を作る感じでやっと合ってきた。
色合わせは納得いくまで、妥協できる範囲で合わせます。

e0259877_21225096.jpg
そして全てのカラーが終わり最後にクリヤーを塗ります。
乾燥後に#2000~#3000ペーパーで磨き、つや出しはコンパウンドをかけて修理完了!

e0259877_2123639.jpg
修理日数2日で復活!何事も無かった様にフライトが出来るのでした、めでたしめでたし。
[PR]
by flighthobby | 2012-04-10 21:42 | 修理 | Comments(6)
Commented by s-ken at 2012-04-10 22:44 x
さすがプロの技ですね。
全然判らない。
Commented by flighthobby at 2012-04-10 23:05
s-kenさん、2日で治りました早いでしょ。
オーナーさん喜んでくれると嬉しいな。
Commented by クマ吉 at 2012-04-11 00:08 x
ポリエステル樹脂+ガラス繊維での補修、昔、サーフボードを直すのに同じ手法を使ったことがあります。飛行機にも利用できる方法なんですね。ウレタン塗装の場合、補修時には塗装の縮れに気を付けなければならないと聞いたことがありますが、大変上手に補修ができていますね。さすがプロの仕事です。
Commented by flighthobby at 2012-04-11 07:36
クマ吉さんこん○○は、
バルサの粉に瞬間という手法もあるのですが今回の修理部分は強度が必要な箇所なのでカラスチップ手法で補強してみました。
塗装に関しても国産のウレタン仕上げなら問題ないのですがここの機体は’ちじみ現象’が起こる可能性があるので気をつかいます。
Commented by ふくい at 2012-04-11 20:04 x

今日引き取りさせていただきました。
ありがとうございます。
正直うれしいです。
早速、脚つけて、バッテリーマウント作りました。
今回の修理に関して心から感謝します。
ありがとうございました。
Commented by flighthobby at 2012-04-11 21:09
こちらこそ、ありがとうございました。
今度の日曜日も天気が良ければ飛行場に行きますのでよろしくです。